美しく豊かな地域の環境を次世代に
バイオ技術を応用した独自の栽培技術で地元の希少な原種ユリを生産し、地域に役立つことを目指しています。
地域の特性を活かした環境事業に取り組んでいます。
「谷村環境緑花研究所」は独自の技術でササユリを育て、美しく豊かな地域づくりの一翼を担っています。
研究所では、既存の組織培養技術を応用し、ササユリ、イワユリ、ヤマユリ、タモトユリなど国産原種ユリの大量増殖に取り組んでいます。
原種ユリの栽培には、高度な技術とノウハウが必要であり、それだけに観賞用の鉢植えや切花としての需要が期待されます。研究所では、独自の栽培技術(高密植木枠栽培法)の開発に取り組み、安定した生産に成功しています。
地道な地域密着型活動から宇宙ササユリまで・・・・ 幅広い活動を行っています。
ササユリは、地元糸魚川の「市の花」でありながら、新潟県の地域絶滅危惧種となっており、なかなか姿を見ることが出来ません。
そこで地元ボランティア団体と連携し、公園内などで多くの方に気軽にササユリを見て頂けるようササユリ球根を提供しています。
その他に、市内各所の自生ササユリ生育状況を調査し、土地所有者の方と相談しながら個体数を減らしている地域のササユリの種子、花粉の採取保存等も一部で行っています。
当研究所で育成しているササユリの種子が、平成20年から行われた宇宙の実験棟『きぼう』でのミッション(花伝説「宙(そら)」へ)に使われ、無事帰還しました。
平成26年には開花し、「宙(そら)ユリ」と命名されました。
※ユリの球根はこちらから購入できます。
研究所だより
谷村環境緑化研究所 定点カメラ映像
「オトメユリとササユリの開花」
「オトメユリの開花ダンス」
「宙ユリの開花2016」