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環境事業開発

研究所だより

在来大豆「びんの豆」やっと収穫

2024-11-20
おいしいけど個性の強い大豆「びんの豆」、こんな秋の終わりに収穫です。
分かる人には分かりますが、不作でした。しっかり防除をしているのに出来が悪いな、と自分の腕にがっかりしていましたが、今年は近隣で豆類が不作で、特に大豆と小豆の出来が悪かったと耳にしました。内心少し安堵しています。
写真は選別後のびんの豆です。
まず紫斑病等の病気の豆や虫の食害がある豆は廃棄します。莢の山の中に紛れています。
次に皮が大きく裂けている物も保存に不適なので取り除きます。一番右の山です。食べるのには問題ありません。
少々皮が裂けていたり、大きさが少々足りなかったりした物が中央。これも食べるのには問題なく、播種用にしても大丈夫です。
一番左が、来年播種する為に選別した10+1個のびんの豆です。

尚、びんの豆は在来種なので、集団内に遺伝的多様性があります。あまり食味の良いもの等で選別しようとし過ぎると、かえって従来のその良さが失われる場合があり、良形質での選別はあまり気にしない方が良いかと思います。
今回病気の大豆は避けて、保存に良さそうな皮の裂けていないもの、ちゃんと育ったサイズのものを選びました。



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