研究所だより
今年の自動潅水システムを設置し、稼働させました
2025-04-21
当研究所では、ササユリなどの栽培に自動で水やりを行うシステムを導入しています。
ほぼ手作りで、毎年、栽培されている植物の範囲や数、種類に応じて微調整しています。
何箇所にも水を配分するシステムなので、水の圧力を出来るだけ均等にし、水の当たる範囲をまんべんなく設置する必要があります。
導入当初はホースが無数に分岐し複雑なものを作ってしまっていましたが、今はかなりシンプルに設置できるようになりました。
1枚目の写真は自動潅水を開始した圃場の様子です。
2枚目の写真ではアップで水が出ている様子を掲載しました。見えにくいですが、無数の小さな穴から噴き出す水はミスト状になっています。
植物にダメージを与えずに水をたっぷり与える事ができます。
3枚目は発芽したばかりのササユリです。
かなりデリケートなユリで「最も栽培が難しいユリ」と言われていますが、研究所では自動潅水システムとの相性が良く、生存率はほぼ100%、歩留まりも90%を超えています。
4枚目は発芽したばかりのササユリの芽のアップです。
